ジャズって難しい印象があります。昨日も書きましたがそれはジャズには読譜や理論が不可欠だと思われているからです。
ギターの専門学校生や、ギター上級者に聞いても「難しい」と返ってくると思います。
でも「初心者はジャズの演奏に参加できないの?」と聞かれると答えは「参加できます」という答えになります。
どのジャンルも入り口は広く取られてますのでジャズも楽器をまだ触ったこともない人でも今日からでも習うことが出来ます。
それは楽器にかかわらず、ギターでもピアノ(キーボード)でもウクレレ、ベース、ドラムどれでも大丈夫です。
ジャズはジャンルの一つで、リズムや形式等でジャズと認識されます。
リズムや形式等でジャズと認識されるので、映画音楽やポピュラー・ミュージックなどもジャズになります。最近はジブリやディズニーなどの音楽のジャズアレンジはよく聴きますし、CDなども多数でてます。またビートルズなどもかなり多くの曲がジャズミュージシャンがカバーされています。
では初心者がどうやってジャズに参加するかですが、まずリズムですが、ジャズは基本は4ビートです。
なので4分で、ジャン♪ジャン♪ジャン♪ジャン♪と1拍につき1回弾ければそれでいいです。
※ジャンの後が♪8分音符になってますが本当は4分音符です。
おそらくリズムだけでみれば初心者の方が最初に学ぶくらいのリズムでも演奏出来るということです。
次にジャズの特徴的なのはコードです。ジャズは基本が4和音になっています。
たとえばCというコードは「ドミソ」で出来ていますが、ジャズは4和音なので「ドミソシ」というCM7というコードになります。
「ドミソ」と「ドミソシ」がどう違うかですが、弾いてもらうとわかりますが4和音の方が少し複雑で繊細な音の響きに感じられます。
色で言えば「ドミソ」が原色、「ドミソシ」がパステルカラーといったところでしょうか?
フォークソングなどだと3和音が多いのですが、繊細な音楽だと4和音が基本になることが多いです。
ちなみに3和音でジャズをやろうとするとなんか雰囲気が変わってしまいます。「ニセモノ!!」といった感じのジャズになります。
あとはジャズは基本ローコードをあまり押えません。弾き語りなどの人だと最初にCやGやAmなどを学ぶと思います。4和音であるCM7やAm7やG7、Dm7なども初期に習うと思いますが、1~3フレットを主に使うタイプのローコードはあまり押えません。もっと言えば開放弦をあまり使いません。
理由としては4ビートが刻みにくいからとコードのハーモニーの問題が大きいかと思います。
さっき「で4分で、ジャン♪ジャン♪ジャン♪ジャン♪」みたいなことを書きましたが、ある程度の上級者の方は音を適度に切ってノリ(スウィング)を出します。なのでできれば開放弦を使わないタイプのコードで押さえると良いと思います。
例をあげると
C →CM7→ローコードでないCM7
-0—-0—–(3)—
-1—-0——5—-
-0—-0——4—-
-2—-2——5—-
-3—-3——3—-
-X—-X——X—-
Am →Am7→ローコードでないAm7
-0—-0—–(5)—
-1—-1——5—-
-2—-0——5—-
-2—-2——5—-
-0—-0—–(7)—
-X—-X——5—-
G →G7→ローコードでないG7
-3—-1—–(3)—
-0—-0——3—-
-0—-0——4—-
-0—-0——3—-
-2—-2—–(5)—
-3—-3——3—-
といった感じです。
最初に弾くといいのは「Fly Me To The Moon」でしょうか。
コード進行はいろいろなサイトにあるのでこちらでは割愛しますが
ここでも見れます。
https://www.e-chords.com/chords/frank-sinatra/fly-me-to-the-moon
どうでしょうか?これくらいならなんとかなりそうですね。一度挑戦してみてはどうでしょうか?明日は一転ジャズの難しさを書いていきます。
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